2010年09月03日

CEDEC2010リポート

9月1日、
まだまだ残暑厳しい横浜で開催されたCEDEC2010会場。
ここで大塚康生×上田文人氏の対談が行われました。
テーマはズバリ、
「〜もっと上手くなりたい!動かす力〜」です。


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ゲームディレクターとして第一線で活躍中の
3DCGアニメーターである上田氏と、
2Dアニメーターの大ベテランである大塚康生が、
アニメーションとゲーム、それぞれ異なる視点から
動かすことの重要さについて語り合いました。

動かす仕事という意味では2Dも3Dもそう大きく変わりませんが、
近年アニメーション業界もゲーム業界も、
動かすことが好きで真剣にやっている人がなかなか出て来ない
というのが一致する意見でした。

特にゲームの業界では、「アニメーター」という職種を
専門にしている人が少ないらしいです。
2Dアニメの世界でも、原作物がほとんどなこともあり、
きれいな絵を止めて見せる手法が多く、
動きの楽しさが伝えられないのが現状ですが…
手法よりなによりアニメーターというポジションでやっている人が
少ないというのは、ちょっとビックリな話ですね。

そんな話の中で、上田氏自身がなんと「3時間」で作った
3DCGアニメーション(入社試験問題らしい…)を見せて頂きました。
物を重そうに持ち上げるという一連の動きですが、
これはかなり難しい!
2Dで描いたらこんなに短時間で思うように動きを完成させることが
出来るか?と考えたら、やはりCGというのは凄いツールだ!と感じます。
この課題のポイントは、いかに重そうに見えるかということですが、
しっかりと作動原理を考えて動きを作ることは、
2Dでよく練習問題として題材にのぼる「杭打ちの動き」などと
変わらないと思いました。

今回は時間が短く、あまり大きく話が広がったとは思えませんが、
このような異業種対談は面白いのでどんどんやって欲しいですね。
どんなツールを使おうと、こだわり抜いて動きを作りあげる
アニメーターとしての職人魂は変わらないので、
お互いの持つ良いところを引き出しあう良い機会です。

こういう対談を聞いて、「よし!面白い動きを作ってやる〜!」
奮起する若い人たちがゲーム業界にもたくさん出てくると
嬉しいですね。


※写真は控室でのワンシーン。実は登壇前の打ち合わせで
一番盛り上がっていたのは内緒です…

アヒルッチΩ


posted by Telecom at 14:15| 日記’10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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